こんにちは!
西尾です
高性能住宅をご提案する中やオーナー様の定期点検で
よくいただくご質問があります
「この家って、エアコンはどう使うのが一番効率いいんですか?」
今日はUa値0.36クラスの住まいを前提に太陽光発電の「あり・なし」
で変わる暖冷房の考え方についてまとめてみます!💡
Ua値0.36という性能
Ua値0.36は、断熱等級6相当の水準です
外気の影響を受けにくく室温が非常に安定しやすい性能帯です
つまり「強く動かす家」ではなく「静かに保つ家」ここが一般住宅との一番の違いです
【冬】暖房の正解は“弱く、長く
基本は連続運転!
高断熱住宅ではON/OFFを繰り返すよりも
弱〜中出力での連続運転の方が効率的です
おすすめ目安は
・室温:20〜22℃
・湿度:40〜60%
ここで重要なのが「湿度」です
湿度40%と55%では体感温度が約1〜2℃変わります
適切に加湿すれば設定温度を1℃下げても快適性は維持できます
→ 暖房負荷は約10%削減可能
数字で見ると、かなり大きな差です
太陽光なしの場合
ポイントは「温度を落とさないこと」
Ua0.36の住まいは、一度冷やすと躯体(床・壁・家具)まで冷えます
再度温めるには余分なエネルギーが必要です
そのため
✔ 夜間も含めて弱運転で安定させる
✔ 朝の立ち上がりを作らない
この運用がもっとも合理的です
太陽光ありの場合
考え方が少し変わります
日中の発電時間帯に、室温を少しだけ高めに設定します
例
・昼間:22〜23℃
・夜間:20〜21℃
昼間の余剰電力を使って“躯体に蓄熱”するイメージです
高性能住宅だからこそ、この戦略が成立します
【夏】冷房は“温度より湿度
夏は特に誤解が多い部分です
Ua値が高い家では温度よりも湿度管理が快適性を左右します
目安は:
・室温:26〜27℃
・湿度:50〜60%
湿度60%を超えると、一気に不快感が増します
逆に50%前後に保てば、27℃でも十分快適です
運転のコツ
✔ つけたり消したりしない
✔ 弱冷房除湿を基本に
✔ 空気を循環させる
高気密住宅では空気が滞留すると局所的に暑く感じます
サーキュレーターで「混ぜる」だけで体感は大きく変わります
太陽光ありの場合(夏は相性抜群)
夏は発電量が最大になります
日中は積極的に冷房運転し
✔ 躯体温度を下げておく
✔ 夕方以降の負荷を減らす
という運用が効果的です
昼に冷やして夜を楽にする
これも高断熱住宅ならではの考え方です
■ 高性能住宅で“やらない方がいいこと”
・急速暖房
・過度な低温設定
・頻繁なON/OFF
・湿度無視
家の性能が高いほど、
操作はシンプルで穏やかな方が効率的です
まとめ
Ua値0.36の住まいでは
「強く動かす」より「静かに保つ」
これが基本です
太陽光がある場合は
「昼にエネルギーを使い、夜を穏やかにする」
ない場合は「24時間安定運転」
住まいの性能を活かすのは、設備ではなく“運用”です
私たちは、性能だけでなく
“暮らし方まで提案できる家づくり”を目指しています
添付した書類は太陽光パネルの年間発電量の予測です
建て得サービスを利用してオーナー様には快適な生活をしていただいています
図面で窓値や断熱性の計算をして
現場で確かな施工をして
実際の生活が計画通りになっているかを
定期点検の際に温度ロガーを使って測定して年間の電気代もデータとして持っています
(※電気代や世帯数などのリアルな金額や数はブログでは控えさせていただきます)
「図・現・暮」一致
限りなく計算通りの暮らしをご提供します
