こんにちは!

西尾です

 

本日はお題にもあるように「大きすぎる田舎の家」について

お話しさせていただきます

 

おかげさまで毎月のように大中規模のリフォーム案件が続いております

この場をお借りして皆様にお礼を言わせてください

ありがとうございます!

 

さて本題ですが当社の地域でよくある

「大きすぎるけど狭い」問題

家は大きいけど狭いんです

 

例えば断熱なしの60坪の住まいにお住みのAさんと

断熱した30坪の住まいにすまれるBさん

どちらの方が家を「広い」とい感じられると思いますか?

 

正解は…

時期的な答えではありますがAさんよりBさんの方が家が広く使えます!

 

外気温が低い秋口から春先までの役半年間

60坪の住まいで局所暖房して10坪のリビングで過ごすことが多いと思います

 

対して30坪の住まいで断熱をしっかりしたBさんの住まいは家中暖かく広々使えます

 

こちらも例にはなりますが

子どもたちはもう出ていった

両親の看取りも終わった

夫婦2人で住むには大きすぎる家が日本中に存在します

 

いっそ壊して小さな家を建てようか…

そんな人がたくさんいるのが現状です

 

本来であれば寺社仏閣で使われるような立派な木材も半世紀にも満たない期間で取り壊される

こちらも日本中で起こっている問題です

 

60坪全体を耐震性、断熱性、通気性、気密性を持たせようと思うと

あっという間に4桁万円のお金がかかります

 

だからこそ『減築』という考えを皆さんに持っていただきたい

「持っては死ねやん」

こちらも最近よく耳にする言葉です

 

近年終活ブームで断捨離や業者を入れての住まい掃除は珍しくありません

相続する人が相続したくなるような住まいや環境を整えるのも我々建築業界の責任だと感じます

 

だからこそ断熱性や気密性を無視した建築が今の日本にはまだまだたくさんある現状がとても歯痒いです

自分たちの子どもに負の遺産を残さないことも一番初めの立派な終活だと思います

 

「豊かな暮らしのお手伝い」

皆さんで取り組んで豊かさを分け合える世の中になればきっと越えられる壁だと思っています